近年、地方への移住が注目されることが多くなってきており、近畿圏では奈良県の人気が高まっています。そんな奈良県にいずれ住んでみたいと思っている方もいるかと思います。とはいえ、漠然と「移住したい」と考えていてもなかなか進まないものです。本格的に住むことを決めたなら、まずはどう動くべきかを考える必要があります。そこでここでは、移住を円滑に進めるための大まかな流れを紹介したいと思います。

まず決めるべきなのが、住む地域です。奈良県が人気とはいっても、全域のことを指しているわけでありません。地域によって住み心地は大きく異なるため、場所によっては思うような生活にならない可能性があります。奈良県の地域は、奈良市が位置する北西部、原風景が広がる東部、歴史的な街並みや自然豊かな南部の3つに分かれています。とにかく自然を求めるのであれば東部や南部が適していますが、大阪や京都へのアクセスも考えるのであれば、奈良県の主要都市がある北西部の方がベターです。頭の中で、その地域に住んで生活していることをイメージし、なにを優先したいのかを考えてみてください。

住みたい地域が決まったら、次は移住体験をおすすめします。北西部には少ないものの、東部と南部には農家民宿や関連施設が多くあります。どちらも、ただ旅行で泊まるのではなく、地元の住民と交流することで、より具体的にイメージしやすくなるでしょう。そして大事な部分となるのが仕事です。現在の仕事をリモート等で続けられるのか、もしくは新たに仕事を探すのかを考える必要が出てきます。地域によっては仕事自体が少ないため、住む場所はよく吟味しておきましょう。このように移住における優先順位を明確にして、生活ができる形を実現していくことが大切です。